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正規部分群の復習 [数学]
分かりにくい点もあるかと思いますが、ご容赦を。
群G1から群G2への準同型写像fに対して
N=(f-1)(e2)={x|x∈G1、f(x)=e2}
はG1の正規部分群である。なぜならx、y∈Nならば
f(xy)=f(x)f(y)=e2e2 より
xy∈Nとなり、f(e1)=e2 より e1 ∈Nとなり
f(x-1)=f(x)-1=e2-1 =e2
よりx-1∈N
だからNは部分群である。
またG1の元aとx∈Nに対して
f(axa-1)=f(a)f(x)f(a-1)=f(a)e2f(a)-1
=e2
となるので axa-1∈Nとなる。よってax∈Naとなり
aN⊂Naとなる。
同様に、aN⊃Na が言えるのでaN=Naとなるので
NはG1の正規部分群となる。
上の内容はすでに述べたことかもしれないが、復習と
してください。
群G1から群G2への準同型写像fに対して
N=(f-1)(e2)={x|x∈G1、f(x)=e2}
はG1の正規部分群である。なぜならx、y∈Nならば
f(xy)=f(x)f(y)=e2e2 より
xy∈Nとなり、f(e1)=e2 より e1 ∈Nとなり
f(x-1)=f(x)-1=e2-1 =e2
よりx-1∈N
だからNは部分群である。
またG1の元aとx∈Nに対して
f(axa-1)=f(a)f(x)f(a-1)=f(a)e2f(a)-1
=e2
となるので axa-1∈Nとなる。よってax∈Naとなり
aN⊂Naとなる。
同様に、aN⊃Na が言えるのでaN=Naとなるので
NはG1の正規部分群となる。
上の内容はすでに述べたことかもしれないが、復習と
してください。
続剰余群 [数学]
剰余類の補足説明です。
G=Z、N=mZ(mは自然数)のとき、剰余類の
集合は
{N、1+N、2+N、、、
、、、(m-1+N} となり
m個の元よりなる集合となる。
剰余類の集合が群になる証明はまたいずれ
ということで。
Zは整数全体の集合です。
G=Z、N=mZ(mは自然数)のとき、剰余類の
集合は
{N、1+N、2+N、、、
、、、(m-1+N} となり
m個の元よりなる集合となる。
剰余類の集合が群になる証明はまたいずれ
ということで。
Zは整数全体の集合です。
剰余群について [数学]
整数全体の集合をZとする。
Zは加法群である。Zのなかで偶数全体は部分群である。
一般に
mZ={mx|x∈Z}
はZの部分群である。mが2のときが偶数全体の集合
となります。
群Gと部分群Hがあるとき、a∈Gに対して
aH={ah|h∈H}をHの
左剰余類(left coset)と言います。右からのHaは
右剰余類と言います。
G=Zとし、N=mZ(mは自然数)とする。
このとき、剰余類の集合は群になる。この集合の元は
mである。
詳細は略します。この群を剰余群といい、商群G/N
と表します。
上の記述はすでに記事にしたかもしれません。でも
一応復習とでも思って下さい。
Zは加法群である。Zのなかで偶数全体は部分群である。
一般に
mZ={mx|x∈Z}
はZの部分群である。mが2のときが偶数全体の集合
となります。
群Gと部分群Hがあるとき、a∈Gに対して
aH={ah|h∈H}をHの
左剰余類(left coset)と言います。右からのHaは
右剰余類と言います。
G=Zとし、N=mZ(mは自然数)とする。
このとき、剰余類の集合は群になる。この集合の元は
mである。
詳細は略します。この群を剰余群といい、商群G/N
と表します。
上の記述はすでに記事にしたかもしれません。でも
一応復習とでも思って下さい。
交代群 [数学]
対称群Snの任意の置換は互換の積として表せます。
そこで偶数個の互換の積として表せる置換を偶置換、
奇数個の互換の積として表せる置換を奇置換といいます。
そこで対称群Snの中から任意の2つの偶置換κ、τを
とるときその積はまた偶置換となります。
またτ-1も偶置換となります。
これらから対称群Snの中で偶置換全体のつくる
部分群をAnと表し、Anをn次の交代群といいます。
また対称群Snの中に偶置換と奇置換は同じ個数だけあり
対称群の個数はn!だから交代群の位数はその半分の
n!/2となります。
また任意の置換は互換の積として表せられて、置換
ごとに偶置換か奇置換になるかは一意的となります。
これは差積を考えることにより証明されますが
ここでは触れません。
簡単そうですが難しいですね。
そこで偶数個の互換の積として表せる置換を偶置換、
奇数個の互換の積として表せる置換を奇置換といいます。
そこで対称群Snの中から任意の2つの偶置換κ、τを
とるときその積はまた偶置換となります。
またτ-1も偶置換となります。
これらから対称群Snの中で偶置換全体のつくる
部分群をAnと表し、Anをn次の交代群といいます。
また対称群Snの中に偶置換と奇置換は同じ個数だけあり
対称群の個数はn!だから交代群の位数はその半分の
n!/2となります。
また任意の置換は互換の積として表せられて、置換
ごとに偶置換か奇置換になるかは一意的となります。
これは差積を考えることにより証明されますが
ここでは触れません。
簡単そうですが難しいですね。
準同型定理より核 [数学]
暗号についてはもう少し書きたいけれ、すこし
内容をもとに戻します。
既出かもしれませんが、準同型写像の核と像の
おさらいをします。
群GからG`への準同型写像φにたいして
φの核Kerφとφの像Imφを定義できる。
Kerφ={g|φ(g)=e‘}、
Imφ={g`|g`=φ(g)とおく。
Kerφ、Imφはそれぞれ群G、G`の部分群
となる。
Kerφで示せば、g、h ∈ Kerφなら
φ(gh)=φ(g)φ(h)=e`e`=e`
またg∈Kerφ ならばφ(g-1)=
φ(g)-1=e`-1=e`
よってg-1∈Kerφ
e∈Kerφ
だからKerφはGの部分集合で、群の構造を
もっている。
また重要なことは群g=Kerφは正規部分群
になっていることである。その説明は略します。
内容をもとに戻します。
既出かもしれませんが、準同型写像の核と像の
おさらいをします。
群GからG`への準同型写像φにたいして
φの核Kerφとφの像Imφを定義できる。
Kerφ={g|φ(g)=e‘}、
Imφ={g`|g`=φ(g)とおく。
Kerφ、Imφはそれぞれ群G、G`の部分群
となる。
Kerφで示せば、g、h ∈ Kerφなら
φ(gh)=φ(g)φ(h)=e`e`=e`
またg∈Kerφ ならばφ(g-1)=
φ(g)-1=e`-1=e`
よってg-1∈Kerφ
e∈Kerφ
だからKerφはGの部分集合で、群の構造を
もっている。
また重要なことは群g=Kerφは正規部分群
になっていることである。その説明は略します。
暗号名 [数学]
最近記事に載せているRSA暗号方式は1978年に米国のMITにいたリベスト、シャミア、エーデルマンが発明したものです。これが現在もっとも一般的に使われている公開鍵暗号方式です。
この暗号方式以外にも、いくつか公開暗号鍵方式が提案されています。エルガマール暗号方式、ラビン暗号方式などで、いずれも発明者の名前がついています。公開鍵方式でなく、鍵を送信者・受信者がともに持つ従来型の暗号方式もよく使われているそうです。
ただしインターネットなどのばあいにはRSA暗号方式が一般的らしいです。
この暗号方式以外にも、いくつか公開暗号鍵方式が提案されています。エルガマール暗号方式、ラビン暗号方式などで、いずれも発明者の名前がついています。公開鍵方式でなく、鍵を送信者・受信者がともに持つ従来型の暗号方式もよく使われているそうです。
ただしインターネットなどのばあいにはRSA暗号方式が一般的らしいです。
続続RSA暗号 [数学]
前回まででRSA暗号化の方法を記したので
今回は暗号の復号化の仕方を書きます。
復号鍵dが分かっているとして
復号の関数をRSA^(-1)を示すと次のようになります。
すなわち暗号文Cに対して(C^d)mod N
を計算すれば、もとのMに戻ります。
ここでいうCは暗号化の際のブロックだと考えます。
以上がRSA暗号の復号関数です。
なぜこのやり方で暗号・復号ができるのか
はまたいずれということで。
代数学、とりわけ数論の定理が重要な
働きをすると思います。
今回は暗号の復号化の仕方を書きます。
復号鍵dが分かっているとして
復号の関数をRSA^(-1)を示すと次のようになります。
すなわち暗号文Cに対して(C^d)mod N
を計算すれば、もとのMに戻ります。
ここでいうCは暗号化の際のブロックだと考えます。
以上がRSA暗号の復号関数です。
なぜこのやり方で暗号・復号ができるのか
はまたいずれということで。
代数学、とりわけ数論の定理が重要な
働きをすると思います。
補足事項(暗号理論) [数学]
暗号化する原文の説明です。
まず、平文で文書を書きます。英語での例を述べると
A=10、B=11、C=12、・・・・という具合に
一文字ずつコードとして考えます。
空白とかコンマ等もコード化します。
そこで暗号化する文章を連続してコード化
してずらーとならべて、それを数値とみなし
ます。つまり10文字のばあい20桁の数値と
みなします。現実にはもっと
ずっと長いはずなので、たとえば数値を
ワンブロック100桁の数値ごとに分けると
します。でこれが暗号の原文になります。
で、これをブロック毎に暗号化するわけです。
日本語の文章なども、同じく考えれば
よいのではないでしょうか。
以上です。
まず、平文で文書を書きます。英語での例を述べると
A=10、B=11、C=12、・・・・という具合に
一文字ずつコードとして考えます。
空白とかコンマ等もコード化します。
そこで暗号化する文章を連続してコード化
してずらーとならべて、それを数値とみなし
ます。つまり10文字のばあい20桁の数値と
みなします。現実にはもっと
ずっと長いはずなので、たとえば数値を
ワンブロック100桁の数値ごとに分けると
します。でこれが暗号の原文になります。
で、これをブロック毎に暗号化するわけです。
日本語の文章なども、同じく考えれば
よいのではないでしょうか。
以上です。
続RSA暗号 [数学]
前回に(e,N)が決まったので、これから
復号鍵が決まります。
Lとeに対して、次の方程式を解きます。
1=Lc+ed
この式で、cとdは簡単に求められます。
ここでの、cとdのうちdが復号鍵です。
では、戻って暗号化をどのようにしているか
みてみます。
原文Mに対して
RSAeN(M)=M^e mod N
が暗号文になります。
ここでMは仮に100桁ですからeも同じ
ぐらいとして
M^eはすごく大きな数になります。どう
やってこんな計算ができるのか、ちょっと
疑問です。
次回は復号について述べます。
復号鍵が決まります。
Lとeに対して、次の方程式を解きます。
1=Lc+ed
この式で、cとdは簡単に求められます。
ここでの、cとdのうちdが復号鍵です。
では、戻って暗号化をどのようにしているか
みてみます。
原文Mに対して
RSAeN(M)=M^e mod N
が暗号文になります。
ここでMは仮に100桁ですからeも同じ
ぐらいとして
M^eはすごく大きな数になります。どう
やってこんな計算ができるのか、ちょっと
疑問です。
次回は復号について述べます。
RSA暗号方式 [数学]
代数学の応用としてここでは暗号理論をアップしてみます。何回かに分けて書きます。詳細は略しますが、公開鍵暗号方式の一種のRSA暗号方式についてです。
まず、暗号鍵と復号鍵の選び方、暗号化関数の定義、復合鍵による復号化関数の計算方法を考えなければなりません。まず暗号鍵を選びます。そのために2つの素数p、qと適当な数eを選びます。もとの文章を100桁のブロック毎に暗号化するとします。そこで素数p、qは51桁のものをランダムに選びます。どうやってこんな大きな素数を求められるのか少し不明ですが。
そしてp・qをNとし、p-1とq-1の最小公倍数をLとします。ここでeはLと互いに素な数を適当に選びます。ここではeはN以下としておきます。
ここで出てきたeとNが暗号鍵で、この組(e、N)が公開されます。続く。
まず、暗号鍵と復号鍵の選び方、暗号化関数の定義、復合鍵による復号化関数の計算方法を考えなければなりません。まず暗号鍵を選びます。そのために2つの素数p、qと適当な数eを選びます。もとの文章を100桁のブロック毎に暗号化するとします。そこで素数p、qは51桁のものをランダムに選びます。どうやってこんな大きな素数を求められるのか少し不明ですが。
そしてp・qをNとし、p-1とq-1の最小公倍数をLとします。ここでeはLと互いに素な数を適当に選びます。ここではeはN以下としておきます。
ここで出てきたeとNが暗号鍵で、この組(e、N)が公開されます。続く。
続シロ―の定理 [数学]
シロ―の定理の続きです。
③ P1、P2を2つのpシロ―部分群と
すると、群Gのある元gがあって
P2=g-1P1gとなる。
④ pシロ―部分群の個数は、Gの位数
の約数で、pで割ると1余る。
なんだかむずかしいですね。
この証明は略します。
どなたか調べてみられると良いでしょう。
③ P1、P2を2つのpシロ―部分群と
すると、群Gのある元gがあって
P2=g-1P1gとなる。
④ pシロ―部分群の個数は、Gの位数
の約数で、pで割ると1余る。
なんだかむずかしいですね。
この証明は略します。
どなたか調べてみられると良いでしょう。
シロ―の定理 [数学]
また話が戻ります。
位数nの有限群Gの構造を調べる有力な
定理がシロ―の定理といわれるものです。
nを素因数分解して、n=Πp^(e(p))とした
とき、
① Gの部分群で、位数がp^(e(p))の
ものが必ず存在する。そのような
部分群を、pシロ―部分群という。
② 位数がpベキであるGの部分群Hは、
あるpシロ―部分群に含まれる。
証明は略します。
まだこの項は続きます。
位数nの有限群Gの構造を調べる有力な
定理がシロ―の定理といわれるものです。
nを素因数分解して、n=Πp^(e(p))とした
とき、
① Gの部分群で、位数がp^(e(p))の
ものが必ず存在する。そのような
部分群を、pシロ―部分群という。
② 位数がpベキであるGの部分群Hは、
あるpシロ―部分群に含まれる。
証明は略します。
まだこの項は続きます。
最大公約数のいろいろ [数学]
すこし前に戻ります。
a,bを整数(又は多項式)としたとき、
a,bの最大公約数(式)d=(a,b)は
適当な整数(又は多項式)u,vによって
d=au+bv
の形に表せる。
また、ax+by の形の整数は、すべて
dの倍数である。
{ax+by|x,y∈Z}={kd|k∈Z}
証明は次回以降にのせます。
この辺はかなり基礎的なところです。
a,bを整数(又は多項式)としたとき、
a,bの最大公約数(式)d=(a,b)は
適当な整数(又は多項式)u,vによって
d=au+bv
の形に表せる。
また、ax+by の形の整数は、すべて
dの倍数である。
{ax+by|x,y∈Z}={kd|k∈Z}
証明は次回以降にのせます。
この辺はかなり基礎的なところです。
続部分群 [数学]
部分群の定義が分かったので、続きを書きます。
群Gの元aのべき全体からなるGの部分集合
H={a^k;k∈Z}はGの部分群です。
(a^k)(a^h)-1=a^(k-h)=a^(k-h)∈Hだからです。
Hの位数を「aの位数」と言います。
Hの位数が有限のとき、aの位数はa^n=eと
なる最小の正整数nと一致します。
H={a,a^2,a^3,,,a^n=e}となります。
すこし分かりにくいかもしれません。
群Gの元aのべき全体からなるGの部分集合
H={a^k;k∈Z}はGの部分群です。
(a^k)(a^h)-1=a^(k-h)=a^(k-h)∈Hだからです。
Hの位数を「aの位数」と言います。
Hの位数が有限のとき、aの位数はa^n=eと
なる最小の正整数nと一致します。
H={a,a^2,a^3,,,a^n=e}となります。
すこし分かりにくいかもしれません。
部分群の復習 [数学]
部分群の復習をします。
Hが群Gの部分群である必要十分条件は、
Hの任意の元の組(a,b)に対して
ab-1がHの元であること
である。
証明
単位元eが含まれることは、Hの任意の
元aに対してb=aとすれば、
aa-1=e∈Hより分かります。
逆元についてはa=eとすれば
eb-1=b-1∈Hで分かります。
またa,bがHの元であれば、b-1∈H
だから、ab=a((b-1)-1)∈Hで
積で閉じている。
結合律はGの中で成立しているので
Hでも成立している。
以上
すこし分かりにくい説明です。
Hが群Gの部分群である必要十分条件は、
Hの任意の元の組(a,b)に対して
ab-1がHの元であること
である。
証明
単位元eが含まれることは、Hの任意の
元aに対してb=aとすれば、
aa-1=e∈Hより分かります。
逆元についてはa=eとすれば
eb-1=b-1∈Hで分かります。
またa,bがHの元であれば、b-1∈H
だから、ab=a((b-1)-1)∈Hで
積で閉じている。
結合律はGの中で成立しているので
Hでも成立している。
以上
すこし分かりにくい説明です。
続正規部分群 [数学]
前にも、この項は書いたので、補足します。
群Gの部分群HがGの任意の元gにに対し、集合としてgH=Hgの
関係を満たす時、HをGの「正規部分群」と言います。
Gが可換群のときは、すべての部分群は正規です。
注意すべきは上の定義がgh=hg(h∈H)ではなく
ah=hbとなる、a,bがHの元の中にあることを意味していることです。
また上の定義は gHg-1⊂H 、∀g∈Gと同等です。
まだ先があるのですが省略します。
群Gの部分群HがGの任意の元gにに対し、集合としてgH=Hgの
関係を満たす時、HをGの「正規部分群」と言います。
Gが可換群のときは、すべての部分群は正規です。
注意すべきは上の定義がgh=hg(h∈H)ではなく
ah=hbとなる、a,bがHの元の中にあることを意味していることです。
また上の定義は gHg-1⊂H 、∀g∈Gと同等です。
まだ先があるのですが省略します。
共役写像について [数学]
ある体Kがあるとします。
KからKへ1対1の対応があり、四則計算で閉じているとき
この写像を自己同型と言います。f(x+y)=f(x)+f(y)
などが成立するときです。
すでに書いたかもしれません。悪しからず願います。
有理数の拡大体Q(√2)の自己同型は2種類あります。
恒等写像と√2の符号を変える写像で、後者を共役写像と
言います。
図で例示すれば2等辺三角形を左右対称に裏返しする
ものです。この写像を2回連続すると元に戻ります。
共役写像という言葉はいろんなところで出てきますので
注意してください。
KからKへ1対1の対応があり、四則計算で閉じているとき
この写像を自己同型と言います。f(x+y)=f(x)+f(y)
などが成立するときです。
すでに書いたかもしれません。悪しからず願います。
有理数の拡大体Q(√2)の自己同型は2種類あります。
恒等写像と√2の符号を変える写像で、後者を共役写像と
言います。
図で例示すれば2等辺三角形を左右対称に裏返しする
ものです。この写像を2回連続すると元に戻ります。
共役写像という言葉はいろんなところで出てきますので
注意してください。
準同型写像 [数学]
2つの群G1、G2があるとき、G1からG2への写像φがあるとする。
G1からG2への写像はn対1であるとする。G1からG2の上への
写像である。
このときG1とG2は準同型であるといい、
写像φを準同型写像という。
また群G2の単位元への写像をするG1の元の集合をHとする。
このときHはG1の部分群となる。
証明は省略します。
準同型写像については過去に述べたかもしれません。
G1からG2への写像はn対1であるとする。G1からG2の上への
写像である。
このときG1とG2は準同型であるといい、
写像φを準同型写像という。
また群G2の単位元への写像をするG1の元の集合をHとする。
このときHはG1の部分群となる。
証明は省略します。
準同型写像については過去に述べたかもしれません。
部分群について [数学]
前記イデアルから離れます。群の話に戻りま
す。
正三角形の頂点を回転や折り返して自分自身に
重ね合わせる作用は全部で6種類あります。
この作用の乗法を調べると全部で36有ること
がわかります。乗積表を調べると小さな群が
内部にあることがわかります。
6個の元からなる部分集合は2^6個あるが
部分群になるのは5個しかなく、もとの全体
を含めると6個あり、それらの
位数をみると、1、2,2,2、3,6と
なっている。これらはもとの位数の約数とな
っている。
上のことからある群の部分群の位数はもとの
群の位数の約数になるのではないかと類推で
きる。
実際にそうなるのだが、その証明は後記とし
ます。
す。
正三角形の頂点を回転や折り返して自分自身に
重ね合わせる作用は全部で6種類あります。
この作用の乗法を調べると全部で36有ること
がわかります。乗積表を調べると小さな群が
内部にあることがわかります。
6個の元からなる部分集合は2^6個あるが
部分群になるのは5個しかなく、もとの全体
を含めると6個あり、それらの
位数をみると、1、2,2,2、3,6と
なっている。これらはもとの位数の約数とな
っている。
上のことからある群の部分群の位数はもとの
群の位数の約数になるのではないかと類推で
きる。
実際にそうなるのだが、その証明は後記とし
ます。
イデアル [数学]
Aを加群とするとき、Aの部分集合Iが部分加群であるならば、それをイデアルという。加群Aの構造により左、右または両側イデアルと呼ぶ。
Iを左イデアルとしたとき、関係a~bをaーb∈I と定義すれば、AのIによる分類をA/ I とかく。各分類(同値類)は
a+I={a+x; x ∈ I }と書ける。
同値類の定義が難しいですね。
再度イデアルの定義をします。
Aを環とする。部分集合 I が次の条件をみたす
とき、Aのイデアルという。
① I はAの加法に関して部分群である。
② 任意のAのもとaと、I の元 X にたいして
その積axがI に属す。
Iを左イデアルとしたとき、関係a~bをaーb∈I と定義すれば、AのIによる分類をA/ I とかく。各分類(同値類)は
a+I={a+x; x ∈ I }と書ける。
同値類の定義が難しいですね。
再度イデアルの定義をします。
Aを環とする。部分集合 I が次の条件をみたす
とき、Aのイデアルという。
① I はAの加法に関して部分群である。
② 任意のAのもとaと、I の元 X にたいして
その積axがI に属す。
続環について [数学]
すでに環について書いたが追記します。
環とは加法と乗法という2種類の2項演算
をもち、加法については零元と逆元の存在
を仮定する。乗法については単位元はある
とする。
体は環であり零元以外の元に逆元があるも
のである。
いまAを環とし、Mを自分自身には加法の
みをもち、零元と逆元があるとする。Mに
加減が自由に行えるときこのMを加群とい
う。
とくにA加群とはAがMに作用(積とする)
したとき、
A×M → M
で
(ab)m = a(bm)
(a+b) = am + bm
a(m1+m2) = am1 + am2
が成立するときである。
正確にいえば、左からAをかけたので
左「A」加群であるが、右からかける場合
は省略します。
環とは加法と乗法という2種類の2項演算
をもち、加法については零元と逆元の存在
を仮定する。乗法については単位元はある
とする。
体は環であり零元以外の元に逆元があるも
のである。
いまAを環とし、Mを自分自身には加法の
みをもち、零元と逆元があるとする。Mに
加減が自由に行えるときこのMを加群とい
う。
とくにA加群とはAがMに作用(積とする)
したとき、
A×M → M
で
(ab)m = a(bm)
(a+b) = am + bm
a(m1+m2) = am1 + am2
が成立するときである。
正確にいえば、左からAをかけたので
左「A」加群であるが、右からかける場合
は省略します。
続円分体 [数学]
1の原始n乗根ζのQ上の最小多項式を
円分多項式といいます。
Fn(x)=Π(x-η)
ここでηは1の原始n乗根。
ζは方程式x^p-1=0の根である。
nを自然数とすれば、
x^n-1=ΠFd(x)
dはnの約数で、1以上n以下
の自然数とする。
Fn(x)を求めるとき上のことを
使うと便利である。
円分多項式といいます。
Fn(x)=Π(x-η)
ここでηは1の原始n乗根。
ζは方程式x^p-1=0の根である。
nを自然数とすれば、
x^n-1=ΠFd(x)
dはnの約数で、1以上n以下
の自然数とする。
Fn(x)を求めるとき上のことを
使うと便利である。
円分体 [数学]
円分体
1の原始n乗根ζnを有理数体Qに添加してできる
体Q(ζ)を円分体といいます。この円分体は
円分多項式Fn(x)の最小多項式である。
またこの円分体は、方程式
x^n-1 +x^n-2 +・・・・+1=0の
最小分解体でもあります。
ちょっと内容がバックしております。
1の原始n乗根ζnを有理数体Qに添加してできる
体Q(ζ)を円分体といいます。この円分体は
円分多項式Fn(x)の最小多項式である。
またこの円分体は、方程式
x^n-1 +x^n-2 +・・・・+1=0の
最小分解体でもあります。
ちょっと内容がバックしております。
ガロア拡大について [数学]
体Lが体Kの分離かつ正規拡大であるとき、
LをKのガロア拡大(ガロア拡大体)という。
またLとKの間にLの部分体でKの拡大体
Mがあるとき、LはMのガロア拡大である。
分離とか正規拡大については以前書いたが
その意味は理解するのが難しい。
もう少し分かりやすい記述ができないか
考えてみます。
LをKのガロア拡大(ガロア拡大体)という。
またLとKの間にLの部分体でKの拡大体
Mがあるとき、LはMのガロア拡大である。
分離とか正規拡大については以前書いたが
その意味は理解するのが難しい。
もう少し分かりやすい記述ができないか
考えてみます。
分離的とは [数学]
ガロア拡大で、定義に現れる分離的とはなにか。
kを任意の体とする。k上の多項式をf(x)と
するとき、fが重根を持つとき非分離的といい
重根を持たないとき分離的という。ここで、
fは既約多項式とする。
既約という言葉からは、すぐには納得できない
定義ですね!。
kを任意の体とする。k上の多項式をf(x)と
するとき、fが重根を持つとき非分離的といい
重根を持たないとき分離的という。ここで、
fは既約多項式とする。
既約という言葉からは、すぐには納得できない
定義ですね!。
正規拡大 [数学]
ガロア拡大の定義に出てくる正規拡大
について書きます。
E/Fを代数的拡大とします。F[X]の
既約多項式がEのなかに1根でも持てば
E[X]で1次式の積に分解するとき、
E/Fを正規拡大と言います。
拡大にも複数の定義がありますね。
縮小というものは無いんでしょうかねぇ。
Fはドイツ語で体の頭文字というので慣習的に
E/Fで使われるそうです。
部分群というものが重要な働きをするみたい
ですが、なかなかそこまで一気には・・・。
について書きます。
E/Fを代数的拡大とします。F[X]の
既約多項式がEのなかに1根でも持てば
E[X]で1次式の積に分解するとき、
E/Fを正規拡大と言います。
拡大にも複数の定義がありますね。
縮小というものは無いんでしょうかねぇ。
Fはドイツ語で体の頭文字というので慣習的に
E/Fで使われるそうです。
部分群というものが重要な働きをするみたい
ですが、なかなかそこまで一気には・・・。
体の同型写像 [数学]
二つの体があるとき。L1とL2とします。写像Φ:L1→L2が
次の条件を満たすとき、L1からL2の中への同型といいます。
L1の任意の2つの元α、βに対して
φ(α+β)=φ(α)+φ(β)
φ(αβ)=φ(α)φ(β)
が成り立つ。
また体の単位元を1とするとき
φ(1)=1
が成り立つ。
また、L1とL2が共通の部分体Kをを持ち
中への同型写像φが次の条件
任意のa∈Kに対して
φ(a)=a
を満たすとき、φをK上の中への同型写像
と言います。
ここで、L1とL2が同じ体のときφが一対一の
写像であれば、φをLのK上の自己同型と
いいます。
また、すべてのφの集合をAut k(L)と書きます。
ガロア群は、ここでの定義と同じとも言えます。
先にこれを書くべきでした。
次の条件を満たすとき、L1からL2の中への同型といいます。
L1の任意の2つの元α、βに対して
φ(α+β)=φ(α)+φ(β)
φ(αβ)=φ(α)φ(β)
が成り立つ。
また体の単位元を1とするとき
φ(1)=1
が成り立つ。
また、L1とL2が共通の部分体Kをを持ち
中への同型写像φが次の条件
任意のa∈Kに対して
φ(a)=a
を満たすとき、φをK上の中への同型写像
と言います。
ここで、L1とL2が同じ体のときφが一対一の
写像であれば、φをLのK上の自己同型と
いいます。
また、すべてのφの集合をAut k(L)と書きます。
ガロア群は、ここでの定義と同じとも言えます。
先にこれを書くべきでした。
ガロア群その2 [数学]
D∈Q、√DはQに属さないとき、x^2ーDの
Q上のガロア群を求めてみる。x^2ーDの
分解体はL=Q(√D)である。ガロア群φの
φ(√D)を求めてみる。
0=φ(0)=φ((√D)^2ーD)=φ((√D)^2)ーφ(D)
=φ(√D)^2ーD
だからφ(√D)はx^2ーDの根である。
したがって、φ(√D)=±√Dである。
Lの元はa+b√D,a,b∈Q と書けるので
φ(√D)=√Dであればφ(a+b√D)
=a+bφ(√D)=a+b√Dとなり、φは恒等
写像である。
φ(√D)=ー√Dであればφ(a+b√D)
=aーb√Dとなる。
よってガロア群Gf={id、φ}であり
位数2の群である。ここでidは恒等写像、
φはφ(a+b√D)=aーb√Dの写像である。
ガロア群がどのようなものか、少しだけ
分かってきたでしょうか。
Q上のガロア群を求めてみる。x^2ーDの
分解体はL=Q(√D)である。ガロア群φの
φ(√D)を求めてみる。
0=φ(0)=φ((√D)^2ーD)=φ((√D)^2)ーφ(D)
=φ(√D)^2ーD
だからφ(√D)はx^2ーDの根である。
したがって、φ(√D)=±√Dである。
Lの元はa+b√D,a,b∈Q と書けるので
φ(√D)=√Dであればφ(a+b√D)
=a+bφ(√D)=a+b√Dとなり、φは恒等
写像である。
φ(√D)=ー√Dであればφ(a+b√D)
=aーb√Dとなる。
よってガロア群Gf={id、φ}であり
位数2の群である。ここでidは恒等写像、
φはφ(a+b√D)=aーb√Dの写像である。
ガロア群がどのようなものか、少しだけ
分かってきたでしょうか。
ガロア群その1 [数学]
体Kの元を係数とするn次多項式の根a1,a2,・・・an
をKに添加した拡大体L=K(a1,a2・・・・an)を
多項式f(x)の最小分解体または単に分解体と
いう。
またLの体K上の自己同型の全体をGal(L/K)、
またはGfと記述し、多項式f(x)のガロア群と
いいます。
短い定義ですが分かりにくいですね。次回は
ガロア群の例をみてみます。
をKに添加した拡大体L=K(a1,a2・・・・an)を
多項式f(x)の最小分解体または単に分解体と
いう。
またLの体K上の自己同型の全体をGal(L/K)、
またはGfと記述し、多項式f(x)のガロア群と
いいます。
短い定義ですが分かりにくいですね。次回は
ガロア群の例をみてみます。
根の置換 [数学]
ラグランジュは代数方程式で根の置換による
方程式の性質を発見した。
以前UPしたものがあると思うがあらためて
記述します。証明は別途改めて。
あるn次関数があるとき、変数(解の)を
置換したとき、元の関数と同じでないもの
はいくつあるか?。というのが問題。
n変数の置換全体はn!ある。ここでGを
もとの関数と同じになる変換の個数とすれば
もとの関数と違う関数の数は、
n!/G となる。
簡単そうで難しい定理ですね。
方程式の性質を発見した。
以前UPしたものがあると思うがあらためて
記述します。証明は別途改めて。
あるn次関数があるとき、変数(解の)を
置換したとき、元の関数と同じでないもの
はいくつあるか?。というのが問題。
n変数の置換全体はn!ある。ここでGを
もとの関数と同じになる変換の個数とすれば
もとの関数と違う関数の数は、
n!/G となる。
簡単そうで難しい定理ですね。
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